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車の盗難対策(1)

相変わらず、自動車の盗難車上荒らしが後を絶ちません。

少し目を離したスキに車を盗まれることもありますから、短時間でも車を離れるときは、かならずエンジンを切ってロックする習慣にしましょう。

また、家庭においても、「うちはシャッター付きのガレージに入れてあるから大丈夫」といっても安心はできません。泥棒にとって、シャッターはあまり障害にはならないのです。

もちろん、泥棒も、侵入口をこじ開けるのに2分以上かかりそうと思ったら諦めることが多いようですから、ないよりあったほうが良いのは確かです。

ご家庭で、大事な車を盗まれないために注意すべきこととはどんなことでしょうか。

まず、駐車場には外灯などで明るくしておき、防犯カメラを設置します。

車上狙いは夜間に行われることが多いので、駐車場に赤外線センサーと警報器などの付いた防犯カメラを取り付けるのがベターです。車内にも防犯カメラや盗難防止装置を付ければ、さらに安心です。

一般に、車の盗難防止装置としては、アラームシステム、ロックシステム、イモビライザーなどがあります。

アラームシステムは、侵入者をセンサーで察知して、音や光で警告を発する防犯装置です。

ロックシステムは、車のハンドルやタイヤが動かないようにロックさせるものです。が、これは自動車窃盗のプロには通用しないことが多いようです。

これらに対して、もっとも防犯効果が高いとされているのがイモビライザーです。これは専用の鍵以外ではエンジンがかからない仕組みなので、安全度はかなり高いです。

しかし、これでも万全ではありません。エンジンが始動しないということは、車本体を盗まれる可能性が低いということですが、車上荒らしにはまったく効果がありません。

ですので、「イモビライザー+音・光を発する警報装置」の組み合わせが、もっとも安心できる車の盗難防止システムということができそうです。

しかし、残念ながら、どこまでいっても油断はできません。機械任せにせず、ご自身でも常に防犯意識をもっていることが最大の防犯対策だということをお忘れなく。

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